
※本記事は2026年9月時点で確認できる各社公式サイトの情報をもとに作成しています。サービス内容、対象エリア、利用条件、キャンペーンなどは変更される場合があります。最新情報は各社公式サイトをご確認ください。
不動産の売却を考え始めたとき、「自宅はいくらくらいで売れるのか」「どの不動産会社に査定を依頼すればよいのか」「査定後はどのような販売活動をしてもらえるのか」など、確認したいことは少なくありません。
査定価格はもちろん重要ですが、不動産会社を比較するときは、査定方法だけでなく、購入検討者への物件の見せ方、販売活動、売却後を含めたサポートなども確認することが大切です。
この記事では、野村不動産ソリューションズが提供する「ノムコム」の不動産査定・売却サービスを最初に取り上げ、三井のリハウス、すみふの仲介ステップ、東急リバブルと同じ基準で比較します。
査定先を比較してから不動産売却を進めたい方は、それぞれの特徴を確認して、自分の物件や希望する売却方法に合うサービスを検討してみてください。
ノムコム|Webを活用した物件の見せ方や販売サポートを確認したい方に

出典:ノムコム公式サイト
公式サイト:
https://www.nomu.com/seller/
ノムコムとは
ノムコムは、野村不動産ソリューションズが運営する不動産情報サイトです。不動産を購入したい方に向けた物件情報だけでなく、マンション・一戸建て・土地などを売却したい方に向けた査定・売却サービスも提供しています。
公式サイトでは無料査定を受け付けており、机上査定(簡易査定)と訪問査定(現地査定)について案内しています。ノムコムによると、査定価格は周辺の類似事例などと比較し、おおむね3カ月以内に売れることを想定して算出する価格です。
査定そのものと実際の売却価格は同じとは限りません。そのため、査定額だけで判断するのではなく、査定額の根拠や販売方法についても担当者に確認するとよいでしょう。
ノムコムの特徴
ノムコムで注目したいポイントの一つが、Webを利用した販売活動です。
現在の公式サイトでは、ノムコムの月間利用者数を280万人超と案内しており、物件写真や室内動画などを使った販売活動について紹介しています。
ASP情報には「2023年年間サイト利用ユーザー数1,300万超」「2023年年間ページビュー数7,000万超」とありますが、これは2023年1月1日~12月31日の自社集計に基づく過去の実績です。本記事では、現在確認できる公式サイトの情報を優先して紹介します。
また、ノムコムではVRホームステージングを販売活動に活用できます。
360度カメラで撮影した室内写真にCGの家具や小物を配置する仕組みで、特に空室の場合、購入を検討している方が実際の生活をイメージするための材料になります。VRホームステージング掲載物件をまとめた特集ページも用意されています。
さらに、3Dウォークスルー動画にも対応しています。
3Dスキャンカメラで物件を撮影し、Web上で室内をさまざまな角度から確認できるサービスです。「インサイドビュー」「フロアプランビュー」「ドールハウスビュー」という3種類の表示方法が案内されています。
写真だけでは伝えにくい間取りや室内のつながりなどをWeb上で確認してもらいたい場合に、検討しやすい販売手法です。
なお、各販売サポートには適用条件が設定されている場合があります。利用を希望する場合は、査定時に対象物件で利用できるか確認しておきましょう。
料金
ノムコムの不動産査定は無料です。
実際に仲介によって売買契約が成立した場合は仲介手数料などが発生します。
ノムコム公式サイトでは、400万円を超える物件について、宅地建物取引業法で定められた仲介手数料の上限を「取引物件価格(税抜)×3%+6万円+消費税」と案内しています。
そのほか、売却内容によって印紙税、登記費用、司法書士報酬、測量費用、譲渡益が生じた場合の税金などが関係する場合があります。
したがって、「無料査定」と「不動産売却全体に費用がかからないこと」は分けて考える必要があります。
おすすめポイント
ノムコムを比較するときに確認しておきたいのは、単に査定価格を提示するだけでなく、査定後の販売活動にWebコンテンツを取り入れていることです。
最大42枚の物件・周辺写真の掲載、3Dウォークスルー動画、VRホームステージングなどが公式サイトで案内されています。
また、公式サイトでは、売主が物件ページへのアクセス状況を確認できる「アクセスレポート」についても案内されています。販売開始後に物件がどの程度閲覧されているのかを確認する材料として利用できます。
そのため、査定額だけではなく、「売り出した後にインターネット上でどのように物件を紹介してもらえるのか」まで確認して不動産会社を選びたい場合に比較しやすいサービスです。
キャンペーン・特典
ASP情報では「無料査定依頼キャンペーン」が案内されています。
ただし、キャンペーンは実施期間、対象物件、対象エリア、申込方法などの条件が設定される場合があり、内容が変更・終了することもあります。
キャンペーンを利用する場合は、申込時点の実施状況と適用条件をノムコム公式サイトで確認してください。
なお、不動産査定自体については、現在の公式サイトでも無料と案内されています。
このような利用シーンで検討しやすい
ノムコムは、マンション・一戸建て・土地などについて、まず査定価格を確認したい場合に利用できます。
また、売却を具体的に進める際に、物件写真だけではなく、VRホームステージングや3Dウォークスルー動画などを利用した販売方法について相談したい場合にも比較候補になります。
特に空室物件の場合は、VRホームステージングによってCG家具を配置した状態を見せる方法があるため、利用条件とあわせて担当者に相談してみるとよいでしょう。
一方、地域や物件によっては取り扱いできない場合があります。公式の査定フォームでも、一部地域・物件は取り扱い対象外になる場合があることが明記されています。
ノムコムのまとめ
ノムコムは、野村不動産ソリューションズによる不動産査定・売却サービスです。
無料査定に加えて、VRホームステージングや3Dウォークスルー動画、豊富な写真掲載など、Webを利用して物件情報を伝える販売手法が用意されています。
不動産会社を査定額だけで決めるのではなく、「査定後にどのような方法で購入検討者へ物件をアピールするのか」まで比較したい方にとって、有力な選択肢の一つです。
三井のリハウス|査定方法や売却実績を確認しながら相談したい方に

出典:三井のリハウス公式サイト
公式サイト:
https://www.rehouse.co.jp/sell/
三井のリハウスとは
三井のリハウスは、三井不動産リアルティが展開する不動産仲介サービスです。
マンション、一戸建て、土地などの売却査定を受け付けており、公式サイトでは無料査定のほか、AI査定についても案内しています。
公式サイトでは累積取扱件数100万件以上と案内されており、これまでの取引データや実績を確認しながら査定先を比較したい場合に検討できます。
三井のリハウスの特徴
三井のリハウスでは、Webまたは電話から査定を申し込めます。
訪問査定の場合は担当者が実際に物件を訪れ、室内の使用状況や周辺環境なども確認して査定します。公式サイトによると、訪問査定の結果は早ければ2~3日、最大1週間程度、簡易査定の場合は申込から2~3日程度が目安として案内されています。
また、AI査定も用意されているため、まず価格の目安を確認してから具体的な相談に進みたい場合にも選択肢があります。
ただし、AI査定では日当たり、リフォーム履歴、周辺環境などの物件固有の事情が反映されないため、公式サイトでも訪問査定より精度が低くなる可能性が説明されています。
料金
売却査定は無料です。
実際に仲介による売買契約が成立した場合には、仲介手数料などの費用が発生します。また、物件や売却条件によって税金、登記関連費用などが必要になる場合があります。
査定を依頼するときは、査定価格だけでなく、売却が成立した場合に想定される諸費用についても確認しておくと資金計画を立てやすくなります。
おすすめポイント
三井のリハウスは、簡易的な査定から訪問査定まで、売却検討の段階に応じて相談方法を検討できます。
「まだ売却するか決めていないので、まず価格を確認したい」という段階と、「具体的に売却するため、現地を確認してもらいたい」という段階では、適した査定方法が異なります。
複数の査定方法を確認しながら売却準備を進めたい方にとって比較しやすいサービスです。
キャンペーン・特典
キャンペーンや特典は時期や対象物件などによって変更される可能性があります。
利用を検討する場合は、申込時点の三井のリハウス公式サイトで最新情報と適用条件をご確認ください。
このような利用シーンで検討しやすい
マンション・一戸建て・土地などの売却を検討しており、まず査定価格を確認したい場合に利用できます。
また、AI査定などで大まかな価格を把握してから、必要に応じて担当者へ具体的な相談をしたい場合にも検討できます。
査定価格だけでなく、これまでの取扱実績や査定方法なども比較材料にしたい方は確認してみるとよいでしょう。
三井のリハウスのまとめ
三井のリハウスでは、不動産の無料査定に加え、AI査定や訪問査定などが案内されています。
ノムコムと比較するときは、査定方法、販売活動、売却サポート、対象エリア、担当者から提示される売却プランなどを同じ基準で確認すると違いを整理しやすくなります。
すみふの仲介ステップ|販売活動と売却前後のサポートを確認したい方に

出典:すみふの仲介ステップ(住友不動産ステップ)公式サイト
公式サイト:
https://www.stepon.co.jp/uri/
すみふの仲介ステップとは
すみふの仲介ステップは、住友不動産ステップが提供する不動産仲介サービスです。
マンション、一戸建て、土地などの査定を受け付けており、公式サイトでは売却査定を無料で提供しています。
2026年9月時点の公式サイトでは、全国148営業センターの直営ネットワークについて案内されています。
すみふの仲介ステップの特徴
特徴として確認しておきたいのが、売却時に利用できる複数のサポートサービスです。
公式サイトでは「売却ステップアップ」として、戸建クリーン、マンションおそうじ、壁床ポイントリペア、プロカメラマン撮影、バーチャルステージング、ホームステージングなどを案内しています。
また、専門会社による建物の状況調査や宅地の仮測量など、物件に関する調査サポートも用意されています。
ただし、各サービスには対象物件や契約内容などの条件が設定される場合があります。利用できるサポートは査定時に確認することが重要です。
料金
不動産の売却査定は無料です。
仲介によって売買契約が成立した場合には仲介手数料などが発生します。
また、公式サイトのサポートサービスには有償と明記されているものもあります。必要なサービスを利用する場合は、無料で利用できる範囲と追加費用が発生する範囲を事前に確認してください。
おすすめポイント
すみふの仲介ステップでは、査定だけでなく、売却前の物件の見せ方や調査、売却後のサポートまで複数のサービスが案内されています。
たとえば、プロカメラマンによる撮影やバーチャルステージング、ホームステージングなどは、物件を購入検討者へどのように見せるかを考える際の比較ポイントになります。
ノムコムのVRホームステージングや3Dウォークスルー動画と比較し、自分の物件ではどの販売方法が利用できるのかをそれぞれの担当者に確認すると違いを把握しやすいでしょう。
キャンペーン・特典
キャンペーンや提携特典などは、実施時期や申込経路によって条件が異なる場合があります。
利用する場合は、査定申込時点で公式サイトに掲載されている対象条件、期間、適用方法をご確認ください。
このような利用シーンで検討しやすい
査定価格に加え、物件の撮影やホームステージングなど、販売開始前のサポートも比較したい場合に検討できます。
また、一戸建てや土地を売却する場合に、建物・土地に関する調査サービスについて相談したいケースでも比較候補になります。
すみふの仲介ステップのまとめ
すみふの仲介ステップは、無料の不動産査定に加えて、販売活動や物件調査などに関する複数のサポートを提供しています。
ノムコムなどと比較する際は、利用できるサポートの種類だけではなく、自分の物件が対象になるか、利用条件があるか、追加料金が発生するかまで確認して判断するとよいでしょう。
東急リバブル|査定方法や複数の売却方法を比較したい方に

出典:東急リバブル公式サイト
公式サイト:
https://www.livable.co.jp/baikyaku/
東急リバブルとは
東急リバブルは、マンション、一戸建て、土地のほか、投資用・事業用不動産などについても売却相談を受け付けています。
公式サイトでは無料査定を提供しており、査定方法としてAI査定・机上査定・訪問査定を案内しています。
売却することをまだ決めていない段階でも査定を依頼できると公式Q&Aで説明されています。
東急リバブルの特徴
売却方法に複数の選択肢が用意されている点が特徴の一つです。
通常の仲介に加え、公式サイトでは売却保証、買取、リースバック、売買・賃貸W査定などを案内しています。
たとえば「売却するか賃貸に出すかを比較したい」「一定のスケジュールを意識して住み替えを検討している」といった場合には、通常の仲介以外の方法についても相談できます。
もちろん、各サービスには利用条件があります。名称だけで判断せず、対象物件、査定条件、費用などを確認する必要があります。
料金
売却を検討している所有不動産の価格査定は無料と案内されています。
売却時には仲介手数料などの費用が発生する場合があり、物件や取引条件によって必要な費用は異なります。
また、売却保証など通常の仲介とは異なるサービスを利用する場合は、それぞれの適用条件を確認してください。
おすすめポイント
東急リバブルは、査定方法だけでなく、通常の仲介、買取、売却保証、リースバックなど複数の売却方法を比較検討したい場合に確認しやすいサービスです。
AI査定については、周辺相場や実際の取引事例などをもとに市場価格を算出する仕組みが案内されています。
そのため、売却方法がまだ固まっていない段階で、それぞれの方法の特徴を相談したい場合にも比較候補となります。
キャンペーン・特典
キャンペーンやサービス内容は変更される可能性があります。
特典を目的として利用する場合は、申込時点の公式サイトで実施期間、対象物件、対象エリアなどを確認してください。
このような利用シーンで検討しやすい
「通常の仲介で売るか、ほかの売却方法も検討するか決まっていない」という場合に比較しやすいサービスです。
また、まずAI査定で価格の目安を調べ、その後、机上査定や訪問査定へ進むといった方法も検討できます。
東急リバブルのまとめ
東急リバブルは無料査定に対応しており、AI査定・机上査定・訪問査定と複数の査定方法を案内しています。
通常の仲介だけでなく、買取や売却保証などについても相談できるため、査定価格とあわせて**「どのような方法で不動産を売却するか」から比較したい場合**に確認しておきたいサービスです。
ノムコムと不動産査定サービス4社を比較
ここまで紹介したサービスについて、査定方法や売却サポートなど、査定先を選ぶ際に確認したいポイントを整理します。
| 比較項目 | ノムコム | 三井のリハウス | すみふの仲介ステップ | 東急リバブル |
|---|---|---|---|---|
| 売却査定 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
| 主な対象 | マンション・戸建て・土地など | マンション・戸建て・土地など | マンション・戸建て・土地など | マンション・戸建て・土地・投資用・事業用など |
| 査定方法の例 | 机上査定・訪問査定 | 簡易査定・訪問査定・AI査定など | 無料査定・訪問査定など | AI査定・机上査定・訪問査定 |
| Web・販売活動で確認したい特徴 | VRホームステージング、3Dウォークスルー動画、豊富な写真掲載など | Webを利用した販売活動など | プロカメラマン撮影、バーチャルステージング、ホームステージングなど | 自社サイト、会員サイト、不動産ポータルなどを活用した販売活動 |
| 売却関連サポート | 設備・建物関連、ホームステージング、買換えなど | 売却・住み替え関連の各種サポート | 建物・設備補修、物件調査、売却準備など | 売却保証、買取、リースバック、売買・賃貸W査定など |
| 仲介手数料 | 成約時に発生 | 成約時に発生 | 成約時に発生 | 成約時に発生 |
| 比較するときのポイント | Web上での物件の見せ方や販売サポート | 査定方法や取扱実績 | 販売前後の各種サポート | 査定方法と売却方法の選択肢 |
※2026年9月時点で各社公式サイトから確認できる情報をもとに整理しています。サービスには対象エリア・対象物件・媒介契約などの適用条件が設定される場合があります。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。
比較表を見ると、4社とも無料査定を用意していますが、査定後の販売方法やサポートには違いがあります。
そのため、「無料だから」という理由だけで査定先を決めるのではなく、物件の種類や所在地、希望する売却時期なども踏まえて比較することが重要です。
不動産査定サービスは何を基準に比較する?
不動産査定を依頼するときは、提示された査定価格だけで依頼先を決めるのではなく、査定の根拠や売却活動、利用できるサポートなどを総合的に確認することが大切です。
ノムコムをはじめとした不動産仲介サービスにはそれぞれ特徴があるため、同じ観点から比較すると自分の希望に合うサービスを判断しやすくなります。
査定価格だけでなく「査定の根拠」を確認する
不動産査定で最初に気になりやすいのが査定価格です。
複数の不動産会社へ査定を依頼すると、同じ物件でも異なる査定価格が提示される場合があります。しかし、査定価格は実際にその金額で売却できることを保証するものではありません。
ノムコムでも、査定価格について、周辺の類似物件の売り出し事例や成約事例などと比較し、おおむね3カ月以内に売れることを想定して算出する価格と説明しています。
そのため、査定結果を比較するときには金額だけを見るのではなく、「どのような成約事例を参考にしたのか」「物件のどの部分が評価されたのか」「想定している売却期間はどの程度か」といった根拠も担当者に確認するとよいでしょう。
極端に高い査定額が提示された場合についても、数字だけで判断せず、その価格で売却できると考える理由や販売計画を確認することが重要です。
机上査定と訪問査定を使い分ける
不動産査定では、大きく分けて机上査定と訪問査定があります。
机上査定は、物件の所在地、面積、築年数、周辺の取引事例などの情報から査定する方法です。担当者が現地を訪問しないため、売却するかまだ決めておらず、「まず現在の価格の目安を知りたい」という段階でも利用しやすい方法です。
一方、訪問査定では担当者が物件を実際に確認します。室内の状態や日当たり、眺望、周辺環境など、データだけでは判断しにくい要素も査定材料になります。
ノムコムでは机上査定と訪問査定について案内しており、東急リバブルなどでも複数の査定方法が用意されています。
売却時期が決まっていない段階では机上査定などで価格の目安を確認し、具体的に売却を進める段階になったら訪問査定を検討する方法があります。
売却する物件が対応エリアに含まれているか確認する
不動産会社によって営業拠点や取り扱いエリアは異なります。
全国規模でサービスを展開している会社であっても、すべての地域・物件を取り扱っているとは限りません。
ノムコムの査定フォームでも、一部地域・物件について取り扱いできない場合がある旨が案内されています。
査定を申し込む前に、売却予定の物件が対象地域に含まれているか確認しておくとスムーズです。
特に地方の物件、投資用不動産、事業用不動産などを売却する場合は、一般的な居住用マンションや一戸建てとは対応状況が異なる場合があります。
インターネット上での販売活動を比較する
現在の不動産売却では、インターネットを利用した販売活動も重要な比較ポイントです。
購入を検討する方がWebサイトで物件を探す際、価格や間取りだけでなく、室内写真や周辺環境などさまざまな情報を確認できます。
そのため、査定を依頼する際には「どのWebサイトへ物件情報を掲載するのか」「写真は何枚程度掲載できるのか」「動画やVRなどを利用できるのか」といった点も確認しておくとよいでしょう。
ノムコムでは、物件・周辺写真の掲載に加えて、3Dウォークスルー動画やVRホームステージングなどを利用した販売活動が案内されています。
すみふの仲介ステップでも、プロカメラマンによる撮影やバーチャルステージングなどのサービスが案内されています。
ただし、こうしたサービスには適用条件が設定されている場合があります。査定を依頼した物件ですべてのサービスを利用できるとは限らないため、担当者への確認が必要です。
売却サポートの内容を比較する
不動産会社を比較するときには、売却活動そのものだけでなく、関連するサポートにも注目してみましょう。
たとえば、設備や建物に関するサポート、クリーニング、ホームステージング、測量、住み替えなど、不動産会社によって提供しているサービスは異なります。
売却する物件の状態によって必要なサポートも変わります。
空室マンションならホームステージングを検討する、土地なら測量関連のサービスを確認する、住み替えなら購入と売却をどのように進めるのか相談するといったように、目的から必要なサービスを整理すると比較しやすくなります。
なお、サポートには無料で利用できるものだけでなく、有償サービスや一定の媒介契約を条件とするものもあります。
「サービスが用意されているか」だけではなく、自分の物件で利用できるか、利用料金はいくらか、適用条件は何かまで確認しましょう。
不動産査定で確認しておきたい費用
「無料査定」と書かれていると、不動産売却にも費用がかからないように感じる場合があります。
しかし、無料なのはあくまで査定であり、実際に不動産を売却すると別途費用が発生する場合があります。
仲介手数料
不動産会社の仲介によって売買契約が成立すると、仲介手数料が発生します。
ノムコムでは、売買価格が400万円を超える場合の仲介手数料の上限について、簡易計算式として以下を案内しています。
売買価格(税抜)×3%+6万円+消費税
これは不動産会社が受け取れる仲介手数料の法定上限を計算するための式であり、売買価格や取引条件によって実際の金額は異なります。
査定を受ける際には、想定される売却価格だけでなく、仲介手数料を含めた諸費用についても確認しておくとよいでしょう。
印紙税や登記関連費用
売買契約書には、契約金額などに応じた印紙税が必要になる場合があります。
また、住宅ローンが残っていて抵当権を抹消する場合などには、登記に関する費用や司法書士への報酬が発生する場合があります。
土地の境界を確認するために測量が必要になれば、測量費用が必要になるケースもあります。
ノムコム公式サイトでも、不動産売却に関係する費用として仲介手数料、印紙税、登記費用などが案内されています。
物件ごとに必要な費用は異なるため、査定時に「売却した場合の手取り額はいくら程度になるのか」を相談しておくと資金計画を立てやすくなります。
不動産売却に関係する税金
不動産を売却して利益(譲渡所得)が生じた場合には、所得税や住民税などが課税される場合があります。
税額は、不動産の所有期間、取得費、譲渡費用、利用できる特例などによって変わります。
居住用不動産では一定の要件を満たすことで利用できる特例もありますが、適用の可否は個々の状況によって異なります。
税金について判断が必要な場合は、税務署や税理士などの専門家へ確認することも検討してください。
不動産査定で失敗しやすいポイントは?
不動産売却は取引金額が大きくなりやすいため、査定を受けた段階から確認事項を整理しておくことが大切です。
ここでは、査定サービスを比較するときに注意しておきたいポイントを紹介します。
高い査定価格だけを理由に依頼先を決める
複数社へ査定を依頼したとき、査定価格に差が出ることがあります。
高い査定価格を提示した会社に魅力を感じることは自然ですが、査定価格は成約価格を保証するものではありません。
確認したいのは、**「なぜその査定価格なのか」**という根拠です。
近隣の成約事例、現在売り出されている競合物件、築年数、駅からの距離、間取り、建物の状態など、どのような要素を考慮した査定なのか説明を受けましょう。
また、査定価格と売り出し価格も必ずしも同じではありません。売却を急ぐか、時間をかけて購入希望者を探すかによって販売戦略も変わります。
査定額だけ比較して販売活動を確認しない
査定は不動産売却の入口です。
実際に媒介契約を締結すると、その後は物件情報の掲載、購入希望者からの問い合わせ対応、内覧、価格交渉、契約手続きなどが進んでいきます。
そのため、不動産会社を比較するときは査定額だけでなく、「どのように販売する予定なのか」まで確認することが重要です。
ノムコムの場合はVRホームステージングや3Dウォークスルーなどが用意されているため、自分の物件で利用できるか確認することで販売方法を比較できます。
サポートの適用条件を確認しない
公式サイトで魅力的なサポートを見つけても、すべての売却物件で利用できるとは限りません。
対象エリア、物件種別、媒介契約、売却価格などによって適用条件が設定されている場合があります。
また、サービスによっては有料の場合もあります。
査定時には、利用したいサポートの名称を具体的に伝えて、対象になるか、費用が発生するか、どのタイミングで利用できるかを確認しておきましょう。
売却に必要な期間を考えていない
不動産は査定を依頼してすぐに売却できるとは限りません。
査定、媒介契約、販売活動、内覧、条件交渉、売買契約、決済・引き渡しという複数の工程があります。
住み替えの場合は、新居の購入スケジュールとの調整も必要です。
「いつまでに売却したいのか」が決まっている場合は、査定時から担当者に伝え、その期間を前提とした売却計画について説明を受けるとよいでしょう。
用途別に考える不動産査定サービスの選び方
どのサービスが適しているかは、物件や売却の目的によって変わります。
ここでは順位を付けるのではなく、今回比較したサービスの特徴を踏まえて、目的別に確認したいポイントを整理します。
Web上で物件の魅力を伝える方法を重視する場合
インターネット上での物件の見せ方を重視する場合は、ノムコムの販売サポートを確認してみましょう。
ノムコムでは、物件・周辺写真に加えて、VRホームステージングや3Dウォークスルー動画などを利用した販売活動が案内されています。
特に空室のマンションでは、家具が置かれていない状態だけでなく、CG家具を配置したイメージを購入検討者に提示できる場合があります。
ただし、物件によって利用条件が異なるため、査定時に対象になるか確認してください。
査定方法を選びながら検討したい場合
まだ売却を決めておらず、まず価格の目安を確認したい場合には、AI査定や机上査定などが利用できるサービスを比較するとよいでしょう。
今回紹介した中では、三井のリハウスがAI査定などを案内しており、東急リバブルではAI査定・机上査定・訪問査定が用意されています。
簡易的な査定で価格の目安を確認し、売却の意向が具体的になってから訪問査定を受ける方法もあります。
売却前の物件サポートを確認したい場合
売却する住宅のクリーニングや撮影、ホームステージングなどについて相談したい場合は、各社の売却サポートを比較します。
すみふの仲介ステップでは、マンションおそうじ、プロカメラマン撮影、バーチャルステージングなど複数のサービスを案内しています。
ノムコムにもVRホームステージングなどがあるため、単純にサービス数だけを見るのではなく、売却予定の物件に必要なサポートが利用できるかを確認しましょう。
仲介以外の売却方法も検討する場合
不動産を売却する方法は、一般的な仲介だけではありません。
東急リバブルでは通常の仲介に加え、買取、売却保証、リースバックなど複数の方法が案内されています。
それぞれ仕組みや条件が異なるため、売却価格だけではなく、売却までの期間、住み替え計画なども踏まえて比較することが重要です。
ノムコムの不動産査定についてよくある質問
Q. ノムコムの不動産査定は無料ですか?
はい。ノムコム公式サイトでは査定は無料と案内されています。
ただし、実際に仲介による売却が成立した場合は仲介手数料が発生します。また、取引内容によって印紙税や登記関連費用などが必要になる場合があります。
「無料査定」は査定を受けるための料金についての案内であり、不動産売却に関係するすべての費用が無料という意味ではありません。
Q. 査定を依頼したら必ず売却しなければなりませんか?
査定を依頼することと、実際に売却することは別の手続きです。
まず査定を受けて価格の目安や売却方法を確認し、その内容を踏まえて売却するか検討できます。
売却するか迷っている場合は、その旨を査定依頼時に伝えておくと相談しやすいでしょう。
Q. ノムコムではマンション以外も査定できますか?
ノムコムでは、マンションだけでなく、一戸建てや土地などについても売却査定を受け付けています。
ただし、地域や物件によって取り扱いできない場合があります。査定フォームまたは担当窓口で対象物件か確認してください。
Q. 机上査定と訪問査定はどちらを選べばよいですか?
現在のおおよその価格を確認したい段階なら、机上査定を検討できます。
具体的に売却を進めたい場合には、担当者が現地の状態などを確認する訪問査定を検討するとよいでしょう。
物件の状態や売却時期によって適した方法が異なるため、迷った場合は不動産会社へ相談してください。
Q. 査定価格で実際に売れるのでしょうか?
査定価格での成約が保証されるわけではありません。
不動産の実際の売却価格は、売り出し価格、市場動向、競合物件、購入希望者との交渉などさまざまな要因によって決まります。
査定結果を受け取ったら、金額だけでなく査定根拠や想定している販売期間についても確認しましょう。
Q. ノムコムのVRホームステージングとは何ですか?
360度カメラで撮影した室内画像にCGの家具や小物などを配置し、Web上で室内のイメージを確認できるサービスです。
特に空室の場合、購入を検討する方が家具を配置した生活空間をイメージするための材料になります。
利用には条件があるため、売却予定の物件で利用できるか担当者へ確認してください。
Q. 3Dウォークスルーでは何ができますか?
ノムコムの3Dウォークスルー動画では、3Dスキャンカメラで撮影した物件をWeb上で確認できます。
公式サイトでは、室内を歩いているように確認する「インサイドビュー」、上から間取りを見る「フロアプランビュー」、建物全体を立体的に確認する「ドールハウスビュー」が案内されています。
利用できる物件には条件があるため、査定時に確認しましょう。
Q. 不動産査定は1社だけに依頼してもよいですか?
1社だけに査定を依頼することもできます。
一方、査定価格や査定根拠、販売方法、サポート内容などを比較したい場合は、複数社から説明を受ける方法もあります。
比較する際は査定価格の高さだけではなく、担当者の説明内容や販売計画、利用条件、費用などを同じ基準で確認することが大切です。
Q. 査定を依頼する前に準備するものはありますか?
まずは物件の所在地、種類、面積、築年数など基本情報を確認しておくとスムーズです。
具体的な売却へ進む際には、登記関係書類や購入時の資料、住宅ローンの残高が分かる資料などが必要になる場合があります。
必要書類は物件や手続きの段階によって異なるため、査定後に担当者へ確認してください。
Q. 不動産査定サービスはどこを比較すればよいですか?
主に以下のような点を比較すると違いを整理しやすくなります。
- 査定価格とその根拠
- 査定方法
- 対応エリア・物件種別
- Webサイトなどを使った販売活動
- ホームステージングなどの売却サポート
- 仲介手数料を含む諸費用
- サポートの適用条件
- 担当者が提案する販売計画
特に査定価格だけで決めず、「どのように売却活動を進める予定なのか」を確認することがポイントです。
ノムコムを含む不動産査定サービスは特徴を比較して検討しよう
不動産売却を検討するときは、まず自宅や所有物件がどの程度の価格で査定されるのか知ることが一つの出発点になります。
ただし、不動産会社を選ぶ際に確認したいのは査定価格だけではありません。
今回比較したノムコム、三井のリハウス、すみふの仲介ステップ、東急リバブルでは、いずれも不動産の無料査定が案内されていますが、査定方法や販売活動、売却サポートなどにはそれぞれ違いがあります。
ノムコムでは、野村不動産ソリューションズによる査定・売却サービスに加え、VRホームステージングや3Dウォークスルー動画、写真を活用した物件紹介など、Webを使った販売活動が用意されています。
そのため、査定価格に加えて、インターネット上で物件をどのように紹介してもらえるのか、売却活動の内容まで確認して依頼先を検討したい方にとって有力な選択肢の一つです。
一方で、各種サポートには対象物件やエリアなどの利用条件が設定されている場合があります。査定を申し込む際には、希望するサービスが利用できるか確認してください。
また、ASPで案内されているキャンペーンや過去のサイト利用実績については、掲載期間や集計期間に注意が必要です。キャンペーンの実施状況を含め、最新の条件は申込前に公式サイトで確認しましょう。
不動産売却では、物件の種類、所在地、売却希望時期、住み替えの有無などによって適した進め方が変わります。
査定額だけでなく、査定の根拠、販売方法、サポート内容、費用、担当者から提示される売却計画を確認し、自分の希望条件と照らし合わせながら検討することが大切です。